まさかの恋のスクランブル展開!(※バクマン感想です)

もう5巻の発売も近いしジャンプ捨てられちったしなので、休載騒動は単行本で出たら感想書くことにします。以下はTRAP打ち切り以降をぼそぼそと。
そう云えばマンガ人気投票、ラッコ4位は順当だったと思っていいのでしょうか(⊃Д`)この世は金と知恵が3位に食い込むとは思いませんでしたビックリ。

・いくら打ち切りでヘコんでいた上に、蒼樹女史との接点が消えるのが怖かったとは云え、「ボクたち」とコンビで当然的な発言は図々しくないですか中井さん。
・で、案の定フラれたし。この件に関しては、女史の肩を持たざるを得ません。
・アンチ蒼樹だったわたくしですが、新担当の山久氏との電話越しの会話のエロさ加減には眩暈がしました。別に女史が脱いだ訳でなく、ただ下着描写付きのラブストーリー(否ラブコメ)を打診されて、思わず洗濯物の中にあった自分の下着に目をやってしまい赤面してしまう。ただそれだけなのに、間の取り方や女史の目線がたまらなくエロい。まさかバクマンで、エロ担当のめだかやあねどきよりもエロスなシーンを拝めるとは思ってもみませんでしたヽ(´ー`)ノ
・それにしても、女史はそんなお色気なんて不潔な! とか云って嫌うキャラかと思ってたんですが、それもアリだったとはビックリでした。
・一方のシューサイも打ち切りで挫折感いっぱい。打ち切り前の対策で「読者の声を取り入れる」というのを試して、結局ネームの段階で港浦さんに止められて没にしたエピがありましたが、一概に否定するもんでもないと思うんですけどね。亜城木の作風ではやってはいけない、ということだったんかしら。
・打ち切り前に、福田くんがシューサイ&中井蒼樹をなんとかしてやれないだろうか、とエイジに電話して「何もしてあげられません」とキッパリ返されてましたが、わたしも「何云ってるですか?」な気分でした。
・つか返せよ! エイジが打ち切りになれば連載のお鉢が回ってきてラッキーかも…と脳内で算盤はじく、そんなクールな福田くんを返せよォォ!(涙)あの頃の福田くんなら、あんな甘っちょろいこと云わなかったはずですよ…。デビューした途端、いいヤツになりすぎです。
・エイジは有限会社を立ち上げてたんですね。儲けてるのぅまあ一億持ってるそうだし。手続きは雄二郎さんがしてくれたんでしょうか。
・エイジの金銭に関する無頓着ぶりを見ていると、Drスランプがヒットした当時の鳥山明の逸話を思い出します。あの人も自分の通帳の中身に興味なかったらしいですね。今は知らんけど。
・連載打ち切りでサイコーの目標だった「18でアニメ化→亜豆と結婚」が消えた訳ですが、元々できなかったら破局という訳でもなかったし、亜豆は30(だったかな?)までに迎えにきてくれたらいい、ということになったしで、この設定は早期打ち切り用の大場先生の保険だったということでしょうか。
・冬にやっぱ大学行っとくかーで進学決めるってどんだけ四流大学!? しかも見吉も決めてませんでしたって、そこいらへんはしっかりしとこうよ…。
・シュージンはともかく、サイコーは高校卒業したらマンガ1本でやってくと思ってたんで意外でした。まあ大学にはあの石沢もいましたから、行かせた方が面白いという作者の意図なんでしょう。
・港浦さんの亜城木ギャグ描きなさい発言には驚きを越えて呆れました。ギャグマンガ家ほどセンスが重視される上に、才能をすり減らす人種もいないというのに。つか、シュージンは緻密なストーリーを組めるところに特性があるんであって、港浦さん今まで亜城木夢叶のどこ見てたんだろう。
・極端な話、コナン終了後の青山剛晶に「次は『いぬまるだしっ』みたいなマンガ描いて下さい」と云うぐらいムチャクチャな要求ではないかと。
・…と思ったんですが、それはあくまで現実の話であって、バクマンではそこまで深刻に考えなくてもええんかなと。それを差し引いても港浦さんは三流以上二流未満な編集者だと思いますけど。
・まあアレですよね。「ワンピースみたいなマンガ描きなさい」と云われて本当に描いて、しかもアニメ化される程度にヒットを飛ばせる真○ヒロみたいなマンガ家こそが、港浦さんというかマンガ編集部にとっては理想のマンガ家なのかも知れませんな。プライドの有無はともかく。
・で、ギャグやるやらないでシューサイVS港浦さんがすったもんだして現在に至っている訳ですが、サイコーの主張も港浦さんの主張も、決して間違ってないと思います。ただ、どっちも自分たちの主張が絶対正しい、と頑なになってるだけで。
・そうやって意見をガンガンぶつけ合っていくのはいいことだと思うんですが、港浦さんの「真城くんが描かないなら他の誰かに描いてもらう」発言は、地雷踏んじゃったなあ…。シュージンがどれだけサイコーの絵に惚れ込んでいるか、分かってないはずないでしょうに。
・今までサイコーと港浦さんの間に立って、妥協案を探り続けてきたシュージンでしたが、この発言でとうとうブチ切れ。石沢の件といい、怒らすと怖いのはサイコーよりシュージンの方なんですよね…情に脆いしね。
・シューサイが港浦さんに内緒で出した、トレジャーの投稿作を夢中で読むエイジに悶えました。何あの可愛い生き物!(*´Д`)
・エイジはマンガ家であると同時に、マンガを読むのが好きで好きでたまらないマンガファンでもある訳で、マンガを楽しく読む前に、つい分析してしまいがちなシューサイとの差はそこにもあると思います。雄二郎さんが気が付いたあの点も、そのひとつでないかと。
・中井さんは価値観そのものが合うと思えない蒼樹女史より、加藤さんみたいな素朴な子の方が合うんでない? でも会う機会なさそうだしなーと思っていたらそう来たか!(クワ!)
人が恋に落ちる瞬間を、はじめて見た。(杉田ボイスで)を体験した高浜くんの胸中や如何に。というかお気の毒。いっそ「加藤さんショタコンですよ」と云ってあげればいいのに(無理)。
・しかし、もし加藤さんがサイコーのことをまだ忘れてなかったらどうなるんだろう。
・ラブストーリーのネームを起こすも、男の子視点を要求されて悩む蒼樹女史。実は彼女、恋愛経験は片思いしかないという事実。おいおい何ですかその萌え設定! ずっと男性を見下すような態度しか取れなかったから、敬遠されていたんかしら。ジャンプ関係者と接触して、初めてダイレクトに自分に意見するようなエキセントリックな男性たちに関わって、内心戸惑っていたということかしら。
・さらに、女史に取って男性の気持ちが聞ける相手が中井さんしか思い浮かばなかったというこの衝撃! マージーすーかー! いやいやいや! 中井さんはもう(色んな意味で)ダメだから止めておきなさい! アナタのためです素直に山久氏に訊きなさい!
・なんか、加藤さんを食わせていける程度に働ければもうアシ専でいっかなーと、志の低いことを思ってそうなダメデブに蒼樹女史は渡さん! という気分です。頼むから会わないで下さい(;´Д`)
・そこに意外(でもないか)な人物が名乗りを! なんと平丸さんは蒼樹女史に結構マジな様子(一方で亜豆も捨て難いという本音)。
「年上は嫌です! 年下に甘えたいんです!」どこまでダメな男なんだ平丸さん! ステキィ!
・いやいや、バクマンでこんな恋模様が展開されるとは…いっそこっちにシフトしてはどうでしょう。
・少なくともサンデーの「最上の命医」の何ひとつ気にならないというか、それ以前に取ってつけた感バリバリの四角関係より面白いことになりそうなんですが。タイミング的にもバクマンにぶつけたように見えるんですが、偶然ですよね…でも担当があの悪名高い冠だから、何やらかしても不思議じゃなかったり。

久し振りに書いたらやっぱり長くなりました。
蛇足ですけど、なんとなくエイジの声を阪口神で脳内アフレコしてみたらしっくりいってしまい、以来わたしの中でエイジは神の声で喋ってます。サイコーは入野自由さんが(自分の中で)近いかもです。
確かジャンGの企画もので、サイコーの声を福山さんがあててらっしゃったんですよね。そっち聴いてみたかったかも。

シュージンは…誰だろう?
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