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キーワードはパンチラ。

バクマン感想長くなったので分割しました。

●先週のFUKUDA騎士。

・バクマン世界では、中井さんのあのセクハラ発言は「中井ひでーな」のひと言で終わっちゃうのか…あの件に関して、マトモに怒ってるのが見吉ぐらいというのが何だか。編集部内でちょっとした騒ぎにぐらいなってもいいんじゃないの?
・その中井さんにあれだけのことを云われたにも関わらず、シュージンから「中井さんのこと好きですよね?」と云われて赤面する蒼樹女史はドMとしか思えない。
・しかし以前の女史なら、中井さんの名前を耳にするのも汚らわしい、と云わんばかりの態度を取ったと思うんで、やっぱり変わったのね。
・女史的には完全に嫌いにもなれないけど、今のままでは好感度はピクリとも動かない存在じゃないでしょうか中井さん。中井さんが加藤さんに振られて、もう一度女史になびくのは規定路線のはずなので、その場合中井さんがどんな起死回生の手段に出るんだか、現時点では見当もつきません。
・アレかなあ。恋も仕事も失った中井さんに、男心を理解して菩薩の領域に達した女史が手を差しのべる展開かしら。なんだかんだで、大場先生は中井さんに甘いからなあ。
・個人的に、サイコー入院の際、中井さんがお見舞いに行ってない。つまり亜豆と会ってないのが気になります。意外なところで接点ができて、亜豆が中井さんの三番目の恋の相手になったりしたら、それはそれで面白いんじゃないでしょうか(鬼)。
・あーでも、亜豆は他の福田組全員に顔を知られてるから、誰かが気がついたら即忠告して終了か。それに年齢差を考えたらロリコンもええところだしヽ(´ー`)ノ
・この件でその名前だけは出して欲しくないと思っていた、石沢の名前が出てくるとは…見吉が素で提案したのに対して、シューサイが血相変えて反対したのは、オスの本能から(蒼樹女史の)危険を察知したからですかね。
・一方、雄二郎さん経由で中井さんが蒼樹女史との仕事を蹴ったことを知った福田くん、怒って高浜くんの仕事場まで乗り込みます。
・福田くんのええところは中井さんがマンガへの情熱を失くしてタダの肉塊…もといダメアシ化していることに怒りはしても、青樹女史との痴話喧嘩に首を突っ込まなかったことです。ここんところ出てくる人たちみんな恋愛脳だったから、なんだか安心しましたよ…。
・福田くんは金未来杯の頃「みんなとこうして、マンガで競えていることが嬉しい」と涙を滲ませていた中井さんを知っているからこそ、今の中井さんが情けなくて仕方ないんでしょう。
・そんな福田くんの思いはやっぱり中井さんには届かず、「毎日加藤さんと話せているだけで幸せなんだ! 俺の恋を邪魔するな!」と猛反発。どさくさで中井さんの想いを知った加藤さん「え…!?」
・どう見ても中井さんの恋はチェックメイトです本当にあr(略)。初見で梅図顔に見えてワロタことよ。
・マジ加藤さんこの後どうするんだろう…テンパってる最中に動物園で偶然サイコーと再会して、「私どうしたら…」とサイコーに寄りかかって、そこを亜豆に見(略)。
・加藤さん、サイコーのことまだ忘れてないと思うんですけどね。
加藤「ごめんなさい、私まだ忘れられない人がいるんです」
中井「そんな! あんな潤んだ目でボクを見ておいて…! キミはボクのことを好きなはずだ! そうだろう!?」
加藤「や、止めて下さい中井さ…! キャアァァァ!」
マガジンならこの展開で決まりだけどねージャンプだからねー。
・高浜くん、ストレス溜め過ぎじゃないの気の毒な(´・ω・`)もう中井さんにキレても誰も責めないと思うよ。
・中井さんを見限った福田くん、青樹女史を気にして連絡先を調べます。その際山久さんにどうしてそんなに彼女を気にかけるのか、とツッコまれて言葉に詰まります。
・福田くんにとって「いけ好かないライバル」であるはずの蒼樹女史ですが、「それでも福田組の端っこ」、もしくは、実は少なからず気になっていたかも…? と、どうとでも取れる描き方。今に始まったことじゃないけど、多いですよねこういうの。個人的には前者だと思いますけど。いや前者であって欲しい。
・福田×蒼樹は確かにアリですが、今の状況で成立するのは嫌です。福田くんにまで恋愛脳になって欲しくないよ(;´Д`)ここいらへんに関してはまた後で。
・とにかく蒼樹嬢と接触しようと、福田くんは平丸先生にTEL。平丸先生、きっとボイコット騒動の時に女史から携帯番号聞き出そうとして、見事にスルーされたんだろうなあヽ(´ー`)ノ
・てか、見合いはいいのか平丸先生。どっちもいいとか、そんないい加減なこと先生なら許されるよ。先生しか許されないよ。
・場面変わって、シュージンのお膳立てで石沢と女史がファミレスでご対面。しかし石沢、アシを引き受けてやる代わりに、エロに関してはオレの要求通りにしてもらう、と脳内で女史をひん剥いてアレしてる妄想&セクハラ発言。シュージン当然ドン引き。さらに端から聞く限り「関係者からAVの勧誘を受けている美人」に見えてしまい、女史はファミレス内で好奇の目を集めてしまうという、ありがたくない特典付きです。
「中井が下衆? 本当の下衆はこういう奴のことを云うのさ」と云わんばかりの石沢無双ですが、実は主張自体はそんなに間違ってなかったり。男性視点で恋愛ものを描くなら、男性向けのエロメディアから目を背けてられませんよね。
・ただ、蒼樹女史が「少年誌向けのお色気」をマスターしたいのに対し、石沢は「オタク層が喜ぶエロ」と脳内の設定が食い違ってるのが問題。なんつーか、あだち充でいいのに石恵ですね分かりますと、一方的に基準を決めてかかっている印象。(石恵って? という方はググって下さい。ただし18歳以上限定)
・多分、石沢は女史がブサイクでもこの程度のアドバイスはしていたと思います。しかし女史がスタイル抜群の美人なのにテンション上がったのか、「蒼樹さんのエロいショットを撮って参考資料にすればイケるぜ! オレがバッチリ手伝ってやるぜ!」的な下心丸出し発言を連発。シュージンがこれ以上黙ってるはずもなく、申し出をなかったことにし、女史を連れて立ち去ろうとしますが、石沢は大声で喚いてまとわりつくのでした。
・背後からセクハラ発言を連呼される女史が痛々しく、誰かデスノートに石沢の名前書かねーかなと思った矢先、「蒼樹紅のマンガにそこまでのエロはいらねぇ」と石沢の顔面を植え込みに押さえつける姿が。そうですボクらの福田くん登場です。彼はサイコーから蒼樹女史の居場所を聞き出し、やって来たのでした。なんというバイクに乗った王子様…!
・そして福田王子様のキメゼリフ「オレがパンチラの描き方を教えてやる」
・……いや、カッコいいんですけどね。でもそれは今までの経緯を知ればこそでして、バクマンを知らない人にあのコマだけ見せたら、福田くんはド変態にしか見えないと思います。
・連載はどうするんですかと驚くシュージンに、FAXでネーム見て指導してやる、その代わりオレは厳しいぞと云い放つ福田くん。蒼樹女史の返答を待ちますが、(やっぱりオレに教わるのは屈辱か…)分かってんじゃん! というか、女史がそれだけ分かりやすい態度取ってたということかヽ(´ー`)ノ
・しかし女史、福田くんが戸惑うほどすんなり了承し、頭を下げます。ことの展開に呆然とするシュージンでしたが、案外いいコンビになるかも…? で次号。
・この間に平丸さんが乱入しますが、激しく蚊帳の外な確信なので追及はナシです。カッコよく登場したのにね…(笑)。
・そんな訳で、やって欲しいけどやらんだろうと思っていた福田×蒼樹展開が嬉しいっちゃ嬉しいですが、前述の通りこのままカップル成立は嫌です。今まで反目しあっていた2人が、(パンチラがきっかけとはいえ)マンガへの情熱を通じて、歩み寄っていく展開をまず希望。
・シュージンにせよ中井さんにせよ、まず「女性(美人)」として女史に柔らかく接していましたが、福田くんは女扱いせずに「マンガ家」としてスパルタ指導するはずなので、そのへんの期待値も高かったり。
・何より蒼樹女史の、福田くんへの「下品で乱暴なマンガを描くケダモノ」程度の認識が、「マンガの内容はともかく姿勢は尊敬できる」にランクアップする様がとにかく見たい。恋愛云々はその後です。
・何が怖いって、この一連の恋愛パートでシュージン・中井・亜豆に続いて、福田くんの株が暴落することですよ! 万が一にも「福田死ねよこのエロヤンキー」な事態になったら、マジでバクマン読むのやめゆ! 頼むから今はマンガ一筋でいてくれ福田くん!
・蒼樹女史が誰を恋人に選ぶかというのは、多分物語の終盤まで引っ張る要素だと思うんで、中井さんと和解して今回の恋愛パートは一旦終了、になると予想。
・ぶっちゃけ、アニメ化決定で連載が来年一杯まで安泰になったから、大場先生は今回の恋愛パートを引っ張ってみたんじゃないでしょうか。それがなかったら、中井さんにあんな下衆いことは云わせず、すんなりコンビ復活してたと思います。

以下蛇足