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東京都が本気でヤバイよ。

旧ブログでちょいちょい採り上げてました表現規制問題。

旧ブログのエントリより。
二次元非常事態、かも…?

ここで書きました東京都の青少年保護条例の素案が改正され、24日に提出されました。
が、内容は改正どころか、どう読んでも戦前の治安維持法以上の悪条例です本当にありg(略)。素案に対するパブコメが1000件以上(ほとんどが反対意見)全国から届いたそうですが、議会はこれを「そんなマンガやアニメの規制なんて考えてないから。勘違いだから」と完全にスルーしていたそうです。

今回の改正案を分かりやすく説明しているエントリ。

●王様を欲しがったカエル
同人誌の苦情って、一体誰が都議員に持ち込んでるの? それから、その同人誌って実はBLじゃないの?

もっと詳しい説明がなされているエントリ。

●無名の一知財製作ウォッチャーの独言
番外その22:東京都青少年保護条例改正案全文の転載

これが通ったら紙媒体ネット携帯すべてのメディアに検閲制度が敷かれ、実写もマンガもアニメも18歳未満に「見える」児童のえっちな画像はぜ~んぶダメ! ゼッタイ! えっちの基準? それは我々御役所が決めます愚民は我々の決める基準に従えばいんです(キリッ)という、すいません「違憲」って言葉知ってます? と問いたくなる事態になります。まがりなりにも日本国の首都がです。もう情けないにも程がある。

創作物の規制はしないと云ったにも関わらず、創作物に登場する18歳未満に「見える」児童を「非実在青少年」と定義した上で、それらの性的な描写がなされているものは不健全図書指定DE取り締まっちゃうぞ☆と、素案よりも性質の悪い項目が追加されております。
コミケどころか、参加サークル全部を無味無臭のド健全限定にでもしない限り、都内での同人関連のイベントは開催不可能になるんじゃないでしょうか。

ここで云うなら、新たんを描くどころか、彼の存在自体が許されなくなります。この条例の施行後、もしあがけのDL版が出た場合、間違いなく新たんだけ丸々なかったことにされるでしょう。「非実在青少年の保護」を謳っておきながら、そのものを抹殺するってどうなの…?(てか、現実に存在しないキャラクターの保護って…)
それ以前に、BLゲーなんてモノホンの方御用達なガチムチオッスオッスで、エロゲーはザ・ガッツ! か女犯坊みたいな劇画風の作品しか残れないでしょうなHAHAHA(乾笑)。

こんな日本の恥にしかならない条例の成立阻止のためにも、ぜひ周りの方にこの情報を広めて下さい。こんなに悪法であるにも関わらず、規制派とズブズブの関係なマズゴミ連中が報道しないせいで、認知度が低いのがネックになっているので。

嗚呼。
オレは新たんを愛でていたいだけなのにそれが罪だと云うのか! なんなのこの国!(号泣)


おまけの参考リンク。

●保坂展人のどこどこ日記
「児童ポルノ禁止法改正案」と「冷静な議論」の行方は

もっとこういう動きが永田町に広まれば安心できるんですがねえ…。
しかし保坂さんの児ポ法に関する意見は、至極真っ当で癒されます。今後も頑張って欲しいです。